10月の金継ぎ教室
今月の出張教室が無事に終了しました。例年なら秋風が吹き渡る頃ですが、今年は季節外れの夏日が予報されるほど暑い日が続きました。
今月の出張教室が無事に終了しました。例年なら秋風が吹き渡る頃ですが、今年は季節外れの夏日が予報されるほど暑い日が続きました。
9月に入って暑さは衰えず高い気温が続いていましたが、今週から朝晩と涼しさが訪れ、ようやく身体が休まる思いです。
酷暑と豪雨に翻弄された夏でしたが、教室開催の日は雨に降られずに済みました。沢山の荷物を抱えて来られる方も多いので、交通状況なども気になります。
厳しい暑さが続いています。このところ雨降りに当たる日も多かったのですが、梅雨が明けてからは炎天下の移動になり、通ってくださる皆さまには本当に有り難い思いです。
今月もそれぞれの教室で皆さんと金継ぎを進めました。第1週はゴールデンウィーク中でしたので、第2週からの始まりとなりました。
これまで、Instagramで個別に事後レポートをしていた教室の様子を、今回からこちらのブログで報告します。
引越しでうつわが箱の中で割れていたり、新生活の疲れから手を滑らせてつい落としてしまった経験をされたことがある方は少なくないと思います。捨てるしかなかったものが 「金継ぎ」で修理して再び使えることで(直るということを知っていることで)、胸の痛みや落胆が少し軽減されますし、割った相手に怒らずに済むというメリットもあります。自分で直すという選択肢もそのうちに出てくるかもしれません。
金継ぎの請け負い仕事を始めて10年以上経ちますが、以前に比べて広く認知されるようになったと感じます。やってみたいと反応をいただいたり、割れた部分が美しく再生されているということに、海外からも注目が集まっています。
金継ぎというとやはり金を施したものというイメージが浮かびますよね
ですがこのところの金属の高騰で、蒔絵用の金粉が15年前と比べて約4倍。。
小さな欠けでも、うつわの値段の何倍にもなるほど、金や銀はほんとうに高価になりました。
ご依頼で金を使った仕上げの見積もりを提案するときは、なんとも申し訳ない気持ちになりますし、作業費を下げて調整したりするときもあります。ですので金仕上げ以外の提案もします。
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令和5年横浜芝山漆器展が9月12日から18日まで開催され、多くの方のお越しいただきました。初日は関係者のみならず、毎回作品を楽しみにしてくださる方で大変混雑しましたが、2日目以降は比較的ゆっくりと先生の作品を見ていただけました。会場の岩崎博物館は風光明媚な横浜山手地区にあり、建物は近年の建築とはいえ雰囲気があるので、観光中の暑さ凌ぎでふらりと立ち寄られる方にも横浜芝山細工のことを知っていただくよい機会となっているようです。