3月の自宅教室

2023年03月30日

3月に予約いただいた自宅レッスンが無事完了しました。お越しくださった皆さまありがとうございました。講座中は個々にお伝えすることに集中して、気づけば終わりの時間になってること多々ですが、少し時間が取れたタイミングで何人かお手元を撮らせていただきました。


古いものをずっと愛用され、破損してから長年保管していたうつわがようやく修理できるようになって嬉しいと仰っるMさん。


大物のガラス工芸作品の修理を終わられ、引き続きお姉様からのお預かりのものを進めておられるYさん。


研究熱心なSさんはガラスの複数割れに挑戦。
平皿は位置の固定が難しく、かなり難易度高めです。硬化が進む間も微調整が必要なので、ずれないように持ち帰り、しばらくお世話を続けます。


数年続けてくださっているNさんは、小鉢のラインが太めに仕上がった箇所を螺鈿仕様に。微塵貝を筒を使い蒔いたところまで進めました。


今月はお茶の時間にお抹茶を立てました。
いただいた金平糖は一子相伝の手作り、緑寿庵清水さんのもの。振り出し代わりに長師器さんの醤油差しに入れたのですが、美しいガラスと桃花の色合いが可愛らしく、みなさんがとても喜んでくださったのも嬉しいことでした。
昨年末からお茶のお稽古を再開したので、季節に合わせておもてなしできればと考えています。

春先は薄着で過ごせる暖かい日になったかと思えば、雨が続いて一日中ストーブを焚く必要があったりと気温と湿度の差が大きく、その日その日の漆の乾き具合が異なりました。とはいえ真冬の寒さからは解放され、次の作業に取り掛かるまでの日数は随分と少なくなっています。そしてこれからさらに暖かくなるとかぶれにも注意が必要になります。疲れているとかぶれやすいとも聞きますので体調を整えることも大切ですね。
自宅教室ではこれまで受講してくださった方を中心に対応していますが、より丁寧な作業をしたい方や他所で習ったことがある方などへも、個人の経験値に合わせてサポートしていますので、ご興味ありましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。