金継ぎ初心者ビギナークラスでできること

2023年02月04日

うつわ継ぎ山鳥は、漆で直す金継ぎ教室を運営しています。

出張教室での初心者ビギナークラス(月に一度全5回のコース)で、どのくらいのものが直せるのかというと、画像のような小皿(12センチほど)のサイズで

  1. 破片が2つ~3つほど、
  2. 5㎜ほどの欠けやチップ状の割れくらい

のものが3つほど同時進行してちょうど修まるように進めます。お皿はある程度大きくてもできますが、15センチくらいまでがよいかもしれません。

金継ぎというと金属のお化粧をしたきらりと光る模様が一般的なイメージですが、漆塗りのままのものも金継ぎと称してます。お好みで選んでいただいてます。

また拭き漆という手法で木のピクニックスプーンを塗る作業も組み入れています。

スプーン右が塗る前、左が塗った後です。薄い木が漆を吸うことで丈夫になり繰り返し使えるようになります。抗菌作用もあるのでお弁当にもっていくのにもちょうどよいかと思います。扱いになれるといろいろな木製品に塗りたくなりますし、漆器のお手入れにも役立ちます。


4月から始まるソノモノさんでの金継ぎ教室も上記の作業を進めます。

日にちや講座費については金継ぎ教室(東京・横浜)に記載しています。ご質問などもお気軽にお寄せください。2/5から募集を受け付けますのでご興味がございましたら是非お申込みください。

参加したいけど、ちょうどよい割れたうつわがない場合、周りにお声掛けしてみるなどしてみてください。大皿や割れ破片が多いものは5回で仕上げるには日数が足りないので、直したいものがある場合はそのあとに予定している応用クラスを受けていただければと思います。 

ひとつ大事なことなのですが、100均で買ったうつわをあえて割ることはできれば避けてください。無理に力が加わって修理に適さなくなるだけでなく、直し跡もあまり美しくならないことが多いです。