ステップアップクラス/2〜3回目
2021年12月16日
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寒さが少しずつ増してきて、里山もほんのり差し色されたところです。とはいえもう一段冷え込みがないので歩くとほかほかになります。
ステップアップクラスは欠けの大きさや割れ破片の制限がなく各々自分の好みで仕上げていくので、お持ちになるものもバリエーションの幅があり見ていて楽しくなります。
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マグの縁欠け補修は初心者クラスの工程に+αを。
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錆漆は砥粉と水を練り合わせた状態がどのくらい硬いとよいのか答えに幅があるので何度も作って覚えていきます。硬化しないときはまたやり直せば良いので気負わずに。
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コップの縁、皿の裏。欠けといっても埋める形状は様々。平面ならカッターを使って平滑に整えると作業が早いです。
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今期のアイドル、奈良の鹿さん。胴の割れを麦漆接着してあります。樹脂接着は数年後にゴム質が黄ばんでしまいますが、漆はその心配がなく、経年で味わいも増すかと思います。
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フォローアップで参加の方は一度修理したマグが新たに割れてしまい、単発で参加。一度ステップアップクラスを終えられた方は、その後フォローアップとして単発で受講できます。復習として利用していただいてます。
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割れたうつわがない場合は小鹿田焼「ソノモノ」さんのご協力をいただいて、練習用のうつわを分けていただいています。修理をキッカケにうつわの魅力に惹かれる方も多く、まさに金継ぎを入り口に色々なことへ興味の幅が広がっています。
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しばらくは錆工程、稜線を目視で結んで色々な方向から眺めて自然に繋がるようにイメージしながらひたすら錆漆の塗りと研ぎの繰り返しになります。何回と回数で区切らず、形が整うまでと説明しています。削げている場合と破片がないような状態の欠けはヘラの使い方を少し変えるとよいのですが、繰り返して少しずつコツを掴んで行きましょう!
そして、フォローアップの方がお持ちになった拭き漆の椀に、みなさんからどよめきが。。
初心者クラスのスプーン作業を少し回数を増やすと、立派な拭き漆椀になるので慣れてきたら是非チャレンジしていただきたいなと思います。
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講座終わりにいただく季節のハーブティー。
寺家スタジオさんが用意してくださっているのは陶器工房風香原・仲里香織さんの器です。よいうつわを使う楽しさをカフェでも味わうことが出来るので是非お訪ねしていただきたいなと思います。