ステップアップクラスが始まりました
会場の都合で1回目はいつもの寺家ハウスさんから少し離れた場所にある寺家laboratoryさんへ。バス停からナビの従い趣がある道を進むと倉庫のアトリエに到着、アンティーク家具を使用させていただいての講座となりました。
会場の都合で1回目はいつもの寺家ハウスさんから少し離れた場所にある寺家laboratoryさんへ。バス停からナビの従い趣がある道を進むと倉庫のアトリエに到着、アンティーク家具を使用させていただいての講座となりました。
2ヶ月に渡って進めてきた初心者クラスが無事全日程を終えました。
最終回はいよいよ蒔き作業と拭きうるしの仕上げです。仕上げ塗りの前に余分に付いてしまったりはみ出した箇所を修正していきます。丁寧に研いでも形が整わなかったり、茶色の濃淡がある部分は余分な材料が乗っているところです。除去されると形がスッキリして仕上げたときにあか抜けた表情になります。
金継ぎ初心者クラス3回目、木曜クラス土曜クラスとも後半日程に入りました。
拭き漆の作業から作業が始まり、前回白木に染み込ませた漆が硬化したことを確認して全体をよく研ぎます。乾いた状態であればかぶれないので研ぐ前とあとと肌触りの違いも確認していただきました。
初心者クラス二回目は拭き漆からスタートです。
簡易なピクニックスプーンとはいえなかなか風格のあるものに仕上がります。作品例として私物の拭き漆のお椀を見ていただいたり、同じ工程でできる小物類を準備していますが、漆工が身近に感じられると毎回喜んでいただけるのが嬉しいです。拭き漆は初心者も取り掛かりやすく残った生漆を無駄なく使い尽くすためにもぜひ習得してほしいと思います。
ステップアップクラスが9月17日で全6回全て終了しました。
最終回の課題は蒔いた金属粉や漆塗りの部分の磨き仕上げをすること、他、進めているものをより完成度を高めるための手順の確認などです。
蒔きは真鍮と錫を使用しているのですが金や銀と違って研磨することが難しく、磨いて光らせる作業もあまり強くはできません。とはいえ日常のうつわは何度も洗いを繰り返すので ある程度耐えるように漆のコーティングがあると長持ちします。粉固めの漆の濃度に輝きが影響されるのでどの程度の希釈がよいのか何度か試してみるのもいいかと思います。
9月10日から全4回の金継ぎ初心者コースが始まりました。バスの中から見える田んぼの稲刈りも進み、前週の景色からすっかり秋めいています。
前回乗せた錆漆が硬化し、はみ出した部分を掃除していきます。根気が必要な作業です。途中コロナ禍の影響を受け再開まで間が空いたことで湿度と気温がとても高い時期に生漆をたくさん使う作業が重なり、人によっては肌のトラブルが多くなってしまったのが悩ましくもありました。引き続き情報も収集していきます。