やまどり日々記

酷暑が続いた8月から一転、下旬に入りようやく涼しさを感じられるようになった9月です。
外部教室の近況報告です。漆で繕う金継ぎにご関心のある方、またいつかどこかで再び習ってみたいとお考えの方にも、参考になれば幸いです。

毎日、厳しい暑さが続いております。
漆は気温と湿度が上がると硬化の速度も早まりますが、エアコンをつけて過ごしておりますので、室内はどうしても乾燥しがちです。そのため、都度むろに入れて管理しています。ご自宅で作業される際には、温湿度計を一つ備えておくと目安になりますので、おすすめいたします。

展示が終わってからも次々と作業が重なり、今回の繕いをご依頼くださった方々へお渡しをしたり、5月のべにや民藝店さんでの在廊もあったりと、なかなか記録を残す間がありませんでしたが、ようやく画像を見返す時間がとれました。次の機会へとつながるよう、今回の展示を振り返っておきたいと思います。

2月と3月の教室の一コマをご紹介します。手がける器はさまざま。普段は見ることのできない他の教室の様子を、ぜひ覗いてみてくださいね。

新年を迎え、それぞれの教室に新たな気持ちで臨みました。普段ならあっという間に過ぎる1ヶ月ですが、年末年始の忙しさもあり、今回はいつもより随分長く感じられたように思います。年始のご挨拶を交わした後は早速作業に取り掛かり、皆さんそれぞれが集中して作業を進められていました。この季節は漆の硬化速度がいつもより遅くなるため、ひと月経っても特に室のような環境が整っていない生活環境では、漆がまだしっかり乾いていない場合があります。そのため、作業の一番最初に乾燥の状態を確認するようにしています。

11月は、文化の日の振替休日と重なったマダレーナカフェさんでの金継ぎ教室から始まりました。午前中はアドバンスクラス、午後はビギナークラスを行い、同時にOBの皆さんを対象としたアシストクラスも開催しましたが、どちらも枠いっぱいのご参加をいただきました。

10月の金継ぎ教室

2024年10月25日

今月の出張教室が無事に終了しました。例年なら秋風が吹き渡る頃ですが、今年は季節外れの夏日が予報されるほど暑い日が続きました。