金継ぎ初心者クラスが始まりました 

2021年03月12日
開花を楽しみにしている木蓮の大きな木を記録。会場周辺は季節折々の草木が咲き誇り始め、これから桜、新緑、早苗と移ろい進みます。

 

11日からまた新たに初心者クラスが始まりました。初回は座学メインで進めています。馴染みのない材料や道具など、直しをする上で必要最小限の性質を知っていただくこと、かぶれを伴うものなので取り扱いについても理解していただけるように、また活用の方法をいくつか事例として修理したものと応用でできることも紹介しました。


液体の漆は初めて見る方がほとんどなので感想を伺うのも密かな楽しみです(漆の匂いは独特!)。逆に砥の粉やテレピンは記憶のどこかにある懐かしい匂いがします。
色の変化や弾力の違いなどを同じ場所に集ってみんなで感じることが、覚える時のよいアシストになっているので時間を多めに割いています。去年からの事情で特にこのことは貴重な時間であることを感じます。
 
レジュメ形式でメモ書きしていただくので目と手が大忙しになりますが、受け取るだけで精一杯になることもありますので、質問は遠慮なく何度も聞いてください。

一通り説明が済んだ段階で材料作成のデモンストレーションのち、それぞれの修理をして初回の3時間が終了。気温湿度がこれから徐々に上がって漆の色も早いタイミングに変わるので次回で見ていただければと思います。

 途中は口がフル回転で画像を撮るタイミングがなく、カフェで胡麻プティングのひとときを記録。滑らかな口触りもですが、少し冷たいものが美味しく感じてこの辺りの桜が咲き始める季節になるのだなあと思いながらいただきました。

参加されたみなさんの雰囲気も近しいものがあり、これから色々とお話伺うのも楽しみです!2ヶ月間どうぞよろしくお願いします。