初心者クラス4回目(最終日)

2021年10月25日

定点観測の田園風景です。少しずつ秋も深まってきました。
 

初心者クラス4回目、いよいよ最終回です。ここまで埋め作業した欠損部分を蒔きができるような状態に整えます。


こちらは木曜クラスの様子です。
前回埋めた錆漆は2週間経ち硬さもあるので、カッターなど小回りの利く刃物である程度表面を整えてから耐水ペーパーで表面を均すと作業効率がよくなります。
また この硬化速度もこれから季節が進み、気温と湿度の低下とともにかかる時間も増えるのでそのときに応じて保管場所を暖めたり、室代わりのダンボールなど用意すると安心です。

土曜日コースも同じように全員蒔き作業まで。

 本来、蒔きをする際は下に塗る精製漆を2回以上手間を掛けるのが理想なのですが、回数の制限で簡易にしています。
凹凸 を減らしてできるだけ平らな面をつくり、漆を塗る時は上の部分だけではなく、うつわを傾けて横に塗り残しがないか明るい場所で確認を。他には筆に漆を含ませ過ぎないなどなど、初めての漆の扱いに戸惑いもあったと思いますが経験を重ねてクリアしていきましょう。

そして仕上がったうつわを並べて記念撮影。
同じテーブルで作業していても、お互い仕上がりの様子は分かりにくいものです。 

欠け、割れの様子もうつわによって様々なので一同に並べると違いがよくわかります。

木曜日は撮影タイミングを逃してしまい土曜日の様子のみですが、参加された皆さんが漆の金継ぎを楽しんでくださる様子にほっとしました。

11月からのステップアップクラスについては募集が始まっておりますのでご希望の方はお申し込みくださいませ。詳細は金継ぎ教室のページをご覧ください。またフォローアップクラスご希望の方も受付しておりますのでこちらも併せてよろしくお願いします。